第二次安倍内閣~政治家に定年が無い不思議~

第二次安倍内閣が発足し、ニュースやワイドショーなどで特集を組まれて、私のような政治に無頓着な人にでも否応なしに情報が入るけど、ひとつ思ったことがある。

なぜ、政治家には定年がないのか。

もちろん、年齢に関係なく優秀な人はたくさんいるし、そういう方は相応しい立場でその能力を発揮してほしい。

でも、政治というのは今だけを見るのではなく、これからの日本を考えて行うものだと思う。
いくら優秀でも、70の御老公にこれからの日本を考えることが出来るとは思わない。
戦前の日本と今の日本では、あらゆる面で異なり過ぎている。

ビジネスにおいても、スピードに乗り遅れると大企業でも簡単に傾く時代であり、先見の明が必要とされる。
そのため終身雇用制を廃止し、リストラを行い、「今」動ける人間を雇用し、ビジネススピードに乗って、世界と対応してるのではないか。
(それが良いとか悪いとかは置いておいて、その判断をしなければ企業が生き残れなくなっているのは事実)

長年生きていた御老公の知恵や経験も勿論大切だが、今の日本が抱えている問題は、目先の事だけ考えていては解決出来ない。

今の若い世代や子供たちの事を考え、数十年後の日本について真剣に考えなければならない。
だって、その世代が日本を支え、増え続ける高齢者を支えるのだから。

働き盛りの30代が思い描く日本と、70代が思い描く日本が同じわけがないし、お互い解り合えるわけもない。
70代が必要と思う政策と、30代が必要と思う政策が同じわけがない。
(実際、鼻で笑ってしまうような政策を平気で挙げている。その話はまた今度。)

それなのに、なぜ政治の世界だけ、御老公ばかりが幅を利かせているのか。
もっとタチが悪いのは、引退したように見せかけて、全然ご隠居してないご隠居だ。

今の借金まみれの日本を作ったのは、紛れもない御老公たちなのだから、キッパリと政治から足を洗い、静かにしてほしい。
自分達の保身と私利私欲しかもう興味がないような御老公に、これからの日本を考えられないのだから、定年を設けて引導を渡すべきだ。

もちろん、国がこれだけの大赤字なのだから、退職金など必要ない。
借金を減らすことの出来た政治家に報酬を支払うべきだ。
だから、兵庫県議員の野々村氏のような輩が出てくる。

もっともっと、政治については思うことはあるのだけど、73歳の麻生氏が内閣にいるのを見て、溜め息が出てしまったので文句を吐き出した。

ちなみに、高齢者を排除しているのではなく、高齢者を支えるためにも、これからの日本を支える人間が住み良くするための日本について、真剣に考えてほしいだけなのだ。